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【ICT教育とは?】5つのメリット・3つのデメリットを親目線で解説

ICT教育について書かれていることを明示するアイキャッチ

2020年に入り、小学校でプログラミング教育が必修化されました。

それだけでも驚きですが、2020年度内に全国の小中学生に「タブレット端末」が配られることが決定しましたね。

以前から決まっていた話でしたが、新型コロナウイルスの終息が見えないことに伴い、リモート授業に対応できるよう配布される時期が2020年度内に早まることになったそうです。

今回配られるタブレットやパソコンなどの機器を使用して教育することを「ICT教育と呼びます。

ICT教育には、以下のようなメリットがあります。

ICT教育のメリット
  • 意欲的に・効率的に学習できる
  • 将来役立てられる
  • 場所を選ばずに授業が受けられる「オンライン授業」ができる

反面学習の格差が生まれたり、使い方によってはトラブルが起きるということも…。

そこで本記事では

  • ICT教育とは?
  • ICT教育のメリット
  • ICT教育のデメリット

これらについてご紹介します!

目次

「ICT教育」とは?

タブレットで学習する男の子

記事の冒頭部分でも軽くご紹介しましたが「ICT教育」は、以下のようなICT(情報通信技術)機器等を利用して教育する方法のことを指します。

ICT教育で使用する機器
  • パソコン
  • タブレット
  • 電子黒板

など

ここからはICT教育について、詳しく解説していきます。

「ICT」は「情報通信技術」の略

ICTは「Information and Communication Technology」のことを指し、日本語に訳すと「情報通信技術」のことを指します。

よく聞く「IT」との違いは「C(Communication)」の有無で「C」が加わることによって、より広い意味として捉えられるようになりました。

私たちの身の回りで言えば、以下のようなものがICT活用の例です。

  • インターネットでの検索
  • SNSやメール・メッセージのやりとり
  • スマートホーム
  • テレワーク
  • 自動車(自動運転)

世界中でテクノロジーが発展していくことに伴い、国でも「教育の情報化」としてICT教育が推進されることになったのです。

ICT教育が導入された背景

私たちが常日頃スマホを利用し、家ではスマートスピーカーで便利に生活していることからわかるように、AIやロボットなどテクノロジーはどんどんと進んでいます。

IT・ICT技術進化した機器の例

今後更に技術が進化し、ICTを使いこなすのは必須の時代となることが予想されています。

総務省はICT教育を導入する意義として”トリプルA”を掲げています。

簡単にまとめると以下のようになります。

  • Active(アクティブ):主体的に深く学ぶ
  • Adaptive(アダプティブ):一人ひとりの学習の習熟度が把握できる
  • Assistive(アシスティブ):周囲の環境や障害の有無に学習が左右されない

このようにICT教育を活用することによって、子ども一人ひとりが意欲的に、自分にとって最適な内容の学習が可能となるのです。

プログラミング教育もICT教育の一つ

2020年に小学校で開始されたプログラミング教育も、ICT教育の一つです。

AI(人工知能)の発達やビッグデータの活用、IoTなど、ICTを作るにも使いこなすにもプログラミングの知識は必須となっていくでしょう。

また「STEAM教育」もICTを活用した教育方法です。

プログラミング教育とSTEAM教育について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ICT教育の5つのメリット

ICT教育のメリットを女の子と箇条書きで見やすく書いている

ICTは必須スキルといえるほか、教育で導入されると子どもたちにメリットがあります。

ここからはICT教育のメリットについて、ご紹介していきます。

「情報活用能力」が身につく

「情報活用能力」は文部科学省の新学習指導要領でも、言語能力や問題発見・解決能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置づけられています

あんさや

情報活用能力」が重視されている項目であることが分かりますね。

ちなみに「情報活用能力」とは?については、以下のように書かれています。

「情報活用能力」は、世の中の様々な事象を情報とその結びつきとして捉え、情報及び情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な能力・資質である。

教育の情報化の手引ー追補版ー(令和2年6月)」より

これだけ読むと少し分かりにくく感じますが、読み進めると具体例も挙げられています。

書いてあった内容をまとめると、以下のようになります。

  • 必要時にはコンピュータなどの機器を活用して情報を得る
  • 情報を整理・比較する
  • 情報を分かりやすく発信・伝達する
  • 必要に応じて保存したり、共有したりする
  • 上記を実行するのに必要な基本操作の習得
  • プログラミング的思考や情報モラルの資質・能力

これらを総称して「情報活用能力」と呼ばれています。

内容について少し説明すると…

必要な情報を見つけるためには、自分でインターネットで検索しなければなりません。

あんさや

しかし調べた情報の中には、間違っているものも…。

そのため正しい情報か判断するために、整理したり比較したりする能力が必要となるのです。

その他情報を分かりやすく発信・伝達するスキルも重要です。

正しい情報や考えを論理的に伝えられれば、味方を増やせたり、やりたいことや目標も実現しやすくもできます。

論理的思考によって分かりやすい説明ができる

しかし発信の仕方や内容によっては、子どもたちがトラブルに加担したり、巻き込まれたり…なんてことも。

あんさや

情報モラルも併せて学習が必要です!

意欲的・効率的に学べる

ICT機器を取り入れることによって、子どもたちの学習への意欲も高まることが分かっています。

以下は文科省がホームページで公開しているICT活用の効果です。

小中学生がICT活用をしたことによって得られた効果の表

例えば算数の図形を描くことをイメージしてみましょう。

正三角形や正五角形など、定義が理解できていても、正確に描くのは難しいですよね。

また角度が数度変化したり、辺の長さを変えたりすると、どうなるのか?

こちらもシミュレーションをしようと思っても、手間も時間もかかるので、難しいですよね。

しかしICT機器を利用することで、このようなシミュレーションが簡単にできるようになります。

あんさや

子どもの好奇心や意欲を引き出しながら、学びを深められるようになるのですね。

更に、ICT機器の活用は効率的な学習にも繋がります。

正直子どもの日々の宿題の丸付け…大変ですよね。

ICTの機器のタブレット端末のアプリや教材によっては、自動で丸付けをしてくれるタイプのものもあります。(下の画像は「スマイルゼミ」から引用。)

スマイルゼミ

もちろん我が子の得意や苦手を把握することも大切ですが、

  • 算数の計算問題
  • 漢字の練習

など、すぐに回答がフィードバックされれば、間違えた箇所の把握もしやすいですよね。

またこのことは先生側にもメリットがあり、

  • 丸付けの手間や時間を減らし、仕事の負担が減少する
  • 子どもたちとコミュニケーションを取る時間を増やせる

とも言われています。

スマイルゼミ

時代の変化にも対応できる

私たち親世代が子どもの頃には考えられなかったスマホやタブレット、自動運転の車、スマートホームなどが登場し、生活も便利になっています。

その波は仕事にも。

医療でも農業でも、どの仕事・産業にもICTを利用したツールやサービスが欠かせなくなりました。

ICT活用で便利になる仕事の例(看護師:電子カルテ、農業:スマート農業、在庫の管理)

そして今後更に変化が早くなることが予想されています。

ニューヨーク市立大学 教授キャシー・デビッドソン氏

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」

オックスフォード大学 准教授マイケル・A・オズボーン氏

「今後10〜20年程度で、半数近くの仕事が自動化されるだろう」

そんな時代に対応して、子どもが将来活躍できるようにするためには、やはりICTスキルが必要となるのです。

オンライン授業にも対応できる

2020年度内にタブレット端末が配られることになったのも、オンライン授業に対応するという目的が大きいです。

新型コロナウイルスが流行し、終息の予測もたっていません。

2021年の1月現在、地域ごとに出されている緊急事態宣言では休校の指示は出ていません。しかし今後はどうなるかわかりませんよね。

おねーちゃん

前の一斉休校の授業の遅れを取り戻すため、6時間授業の日が増えて、夏休みも冬休みも短くなりました…。

このような事態でも子どもたちが学習できるよう、注目されのが「オンライン授業」です。

オンライン授業とは
  • インターネット環境
  • Web会議ツール(Zoomなど)など
  • パソコンやタブレット端末など

上記のツールやサービスを使用して、授業を自宅でも受けられるようにすることです。

ツール次第で

  • 先生への質問
  • 宿題の提出

などもできます。

あんさや

自宅にいても必要な学習を子どもができるようになるため、人と人との接触を防ぎたい状況にもピッタリと言えますね。

実はこれまでも、2023年までに小中学生に1人1代のパソコンやタブレットが配布される計画となっていました。

しかし今回の新型コロナウイルスの影響によって前倒しされ、2020年度内にタブレット端末が配られ、オンライン授業に対応できる仕組みが作られることになったのです。

重たい教科書の持ち運びも不要となるかも

ランドセル「天使の羽」で有名なセイバンの調査によると、小学生の子どもが持つランドセルの中身は、重たい時にはなんと4.7kgの教科書等が入っているという結果が出ています。

あんさや

これにランドセル自体の重さを合わせると、毎日相当な重量の重さを背負って歩いていることになりますね…。

体の小さめな子どもであれば、学校についたときには体力も気力も削られているでしょう…。

しかし現代のICTの力を借りれば、この問題も解決できるかもしれません。

AmazonのKindleや、楽天koboなど、電子書籍を活用している人も多いのではないでしょうか?

電子書籍のように教科書がタブレット端末に入れることができれば、以下のようなメリットがあります。

  • 子どものランドセルの重さが軽くなる、かさばらない
  • 自分が分かりやすいよう書き込みすることができ、データとして残しておける
  • 紙の節約
  • 廃棄の手間やゴミを減らす

もちろん紙だからこそ良い部分もあり、また教科書の業者やメーカーの利益も左右することなので、難しいこともあるでしょう。

しかし重い教科書の持ち運びが不要になれば、子どもも登下校での体力が削られることはなくなり、更に意欲的に学習できるかもしれません

ICT教育の3つのデメリット

タブレットに書き込む男の子

ICT教育には現段階で、いくつかのデメリットがあると言われています。

また実際に導入が進めば、別のデメリットが出てくるかもしれません…。

あんさや

デメリットを知って対処方法を考えることも必要です。

板書する機会が減る

入力作業や連絡、スケジュール管理など、最近は全てパソコンやスマホで行っている人が多いのではないでしょうか?

どんどんと板書する機会がなくなり「あの漢字、どうやって書くんだっけ?」となることも多いです。(←私です)

現在は学校で黒板に書かれた内容の板書を行っていますが、ICT教育の導入が進めば、その機会が減ることは考えられます。

そうすると漢字などを「書く力」を身につけるのが難しくなるかもしれません。

例えば基本的な漢字を、大人になってから間違えると相手にも良い印象を持たれなくなってしまうでしょう。

あんさや

漢字の練習などは欠かさずに行いたいですね。

地域や学校、先生のスキル次第で格差が生まれる

同じ日本の中でも、地域の予算によってICT機器の整備は異なりますし、学校や先生によっても取り組み方も変わってきます。

例えば令和元年の「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」によると、教育用PC1台当たりの児童生徒数は、全国1位の佐賀県で1.8人/台に対し、埼玉県などは6.6人/台と大きな差があることが分かります。

更にプログラミング教育は小学校で必修となりましたが、どのような授業をしていくのかは、それぞれの学校や教師の裁量に任されているのです。

あんさや

このことを考えると、やはり教育に格差が生まれることは否めないと感じます。

現在は自宅にいながらオンラインでプログラミングを学べる「オンラインプログラミングスクール」もあるので、子どもにICTスキルを身に着けてほしいときには、コチラが確実かもしれませんね。

https://pitagora-kids.com/programmingschool-matome/

使い方を誤ると、トラブルに巻き込まれる

子どもたちがICT機器を利用するときに、一番心配するのは、このことではないでしょうか?

  • SNSでの誹謗中傷
  • グループLINEでのいじめ
  • 知らない人と繋がる

など、テレビやネットを見ていると少なからずこのような情報を目にします。

またゲームにハマってしまったり、課金をしたり…ネットの依存症も不安ですよね。

あんさや

そんなときには「ペアレンタルコントロール」や「スクリーンタイム」がおすすめです。

子どもの利用できる範囲をあらかじめ制限することによって、これらのリスクを回避して安全・安心に子どもにICT機器を利用させることができます。

少々手間に感じますが、一度設定してしまえばそのまま利用できますよ。

ICT教育には魅力がたくさん!

笑顔でパソコンに向かう子ども

ICT教育は、いくつかのデメリットもありますが、親である私たちがサポートすることで解消できる問題ばかりです。

一方学習するメリットは多く、子どもが意欲的・効率的に学習できる上、将来的に必須となるICTスキルを獲得することができます。

ICTスキルの中でも特にプログラミングは、全世界で求められているスキルです。

子どもの頃から体系的に学ぶことで、プログラミングスキルだけでなく、プログラミング的思考等も身につけられ、将来間違いなく役立ちます。

ICT教育、ぜひおうちでもはじめてみてはいかがでしょうか?

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