- グリコードっておもしろい?
- アプリは簡単に使える?操作方法は?
「GLICODE(グリコード)」はポッキーでプログラミングを体験・学習できるアプリです。
「ポッキーでプログラミング」と聞いても、想像がつきにくいですよね。「プログラミング」と聞くと「なんか難しそう…」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか?
本記事では「GLICODE(グリコード)」の学習方法や遊び方、楽しむポイントなどを詳しく紹介しています。グリコードのことがよくわかり、お子さんと一緒に体験してみたくなってしまうはず。
「GLICODE(グリコード)」は、みんな大好きお菓子の「ポッキー」でプログラミングが学べるアプリです。無料で楽しく「プログラミングってどういうこと?」を体験・学習できるようになっています。
ルールもわかりやすくチュートリアルも豊富なので、小さなお子さんでも取り組みやすいですよ。
「GLICODE(グリコード)」はポッキーでプログラミング学習できるアプリ
「GLICODE(グリコード)」は、みんな大好きポッキーでプログラミングが体験・学習できるアプリです。
まずは以下の表で特徴を押さえておきましょう。
名称 | GLICODE(グリコード) |
開発元 | 江崎グリコ株式会社 |
対象年齢 | 小学校低学年、小学校中学年 |
対応ツール | iOS、Android |
オフラインでの使用 | 可能 |
利用料金 | 無料 |
必要物品 | タブレットまたはスマホ、アプリ、ポッキー、白いシート |
ポッキーの購入代金はかかりますが、アプリは無料で最後のステージまで遊べます。ステージのボリュームも結構あり、小4の娘と1時間かけて取り組んで進んだのは39ステージ中22ステージまで。
文字はひらがな・カタカナが出てくるので、どちらも読めればスムーズに取り組めます。チュートリアルも画像つきでわかりやすく豊富に準備されているので、事前学習も必要ありません。
「プログラミングがはじめて」というお子さんも心配いりません!
お菓子メーカー「グリコ」の無料で学べるアプリ
開発元はお菓子メーカーの「グリコ」です。1922年の創業以来、グリコやポッキー、プリッツ、カプリコなど子どもたちの大好きなお菓子を販売し続けています。
子どもたちのプログラミング教育の力になるため、おいしいおかしを食べながら楽しく遊び、学ぶことができる「GLICODE®(グリコード)」を開発しました。
「GLICODE®(グリコード)」公式ページ
2020年に小学校のプログラミング教育が必修化となりました。ITやAIもどんどん進化しており、日々の生活とも切り離せません。
今後も更に発展していくことが予想されており、2045年にはAIが人間の頭脳を超える「シンギュラリティ」が起こると言われています。
その他にも様々な変化が予想されています。
- ニューヨーク市立大学 教授キャシー・デビッドソン氏
-
2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう
- オックスフォード大学 准教授マイケル・A・オズボーン氏
-
今後10〜20年程度で、半数近くの仕事が自動化されるだろう
グリコードで学べる内容
グリコードはキャラクター「ハグハグ」の動きをプログラミングで指示して、泣いている女の子のところまで連れていきます。その過程で下記の内容を学習・実践できます。
- SEQUENCE(順番に実行)
- LOOP(繰り返し)
- IF(場合分け)
簡単な内容から始められるのでつまづくことはほとんどありません。しかし毎回1度でクリアできるほどの難易度ではないため、試行錯誤も必要になります。
試行錯誤する過程でプログラミング的思考も伸ばせます!
グリコードでステージクリア(正解)する方法は一つだけではありません。クリアに至るルートは一つだけのこともあれば、何通りかある場合もあります。
プログラミングに正解はありません。基本的に同じ結果になればOKなのです。
「更に良いプログラミングにするにはどうすれば良い?」と考えることが大切なので、たくさんの方法を考えましょう!
プログラミングで使うのはお菓子の「ポッキー」!
グリコードのプログラミングで使うのはお菓子の「ポッキー」です。
ポッキーにはチョコのついている部分とついていない部分がありますよね。その向きによってキャラクター「ハグハグ」の動きをプログラミングします。
グリコードで使用できるポッキーは以下の4種類です。
- ポッキーチョコレート
- ポッキー<極細>
- いちごポッキー
- アーモンドクラッシュポッキー
アレルギーがある人は注意してください。またおいしく食べるために、必ずきれいな手ときれいな白いシートで遊びましょう!
チョコの部分を触るととけるので、なるべくはチョコがついていない部分を掴んで遊ぶのがポイントです。
小4の娘は上手に遊べましたが、小1の息子は少し難しそうでした…。
「GLICODE(グリコード)」アプリの使い方を写真付きで解説!
グリコードはアプリがないと遊べません。スマホまたはタブレットを準備しましょう。
グリコードのダウンロード手順
ざっくりとした手順はこちらです。(iOSバージョンで解説します)
グリコードのアプリを探して選択します。
グリコードをダウンロードしてインストールします!お使いのスマホやタブレットの手順で行ってください。
カメラの使用を許可しないとポッキーを読み込めずプログラミングできません。
カメラの使用許可は「OK」を押してください!
グリコードのアプリが起動したら「はじめる」を選択してください。
グリコードを使えるようにしたら、あとは楽しむだけです!
チュートリアルの画像通りにポッキーを並べてみましょう!
グリコードの遊び方
ここではグリコードの遊び方を解説しますが、チュートリアルが豊富で直感的に操作できるのですぐに開始してもOKです!
事前に「操作方法を知っておきたい」という人は参考にしてみてくださいね!遊び方は5ステップです。
- アプリを起動する
- チュートリアルを見る
- 白いシートに、ハグハグにさせたい動きを考えてポッキーを並べる
- 「カメラモード」で撮影する
- 「ステージ」に戻る
- プログラミングを実行する
グリコードの操作方法
まずは必要なものを揃えましょう!
- ポッキー
- スマホ・タブレット
- 白いシート
ハグハグにさせたい動きを考えてポッキーを並べます。
チョコのついている向きでプログラミングします!
アプリのカメラで読み込みます。
画面の左側にSTEP2でカメラで読み込んだプログラミングの命令がでてきます。OKであれば右下の「めいれいをけっていしよう」ボタンをタップします。
ステージに戻ると、ハグハグがプログラミングした通りにうごきます!
グリコードのプログラミングのルール
ポッキーのプログラミング方法は↓の写真を参考にしてください。
基本的にチョコレートのついている方向に向かってハグハグは動きます。矢印のようなイメージを持つとやりやすいです。
わかりやすいルールなので小さなお子さんでも理解しやすいはず!
「GLICODE(グリコード)」を楽しむコツ・ポイント
グリコードはチュートリアルが豊富で操作も直感的にできます。しかしやってみてコツやポイントがあるように感じたのでご紹介します。
- ポッキーと白いシートは多めに準備
- 試行錯誤を楽しむ
- きれいな手とシートを使う
ポッキーと白いシートは多めに準備
ポッキーとポッキーを置く白いシートは多めに準備しておくのがおすすめです。
ポッキーは1箱2袋入りのやつであれば、1袋。ポッキーを置く白いシートは特に多めに準備したほうがやりやすいです。
ポッキーは近すぎるとうまく認識されないこともあります。狭い面積で行おうとすると上手くいかずにイライラしたり嫌になってしまうかもしれません。
A4サイズを横にして2枚敷くと、ポッキーを置く面積が広くなって遊びやすくなります。
どの程度の距離をあければ認識されるのか、コツをつかむまでは多めに準備しておきましょう!
我が家は未使用のコピー用紙を使用しましたが、公式ホームページでは「食用」のきれいな白いシートを使用するようにと明記されています。
キッチンペーパーなどがあれば、そちらを使用しましょう!(終わったあとに詳しく見ました…。笑)
試行錯誤を楽しめる声掛けをする
グリコードでは試行錯誤を楽しめるような声掛けをすることも大切です。グリコードは基本的には簡単な内容から少しずつ学習できるため、つまずくことはありません。
しかし1回のみではクリアできなかったり、アプリの操作自体がうまくいかったりということもあります。
・うまくポッキーを認識してくれない
・プログラミングを間違えてハグハグが思ったとおりに動かせない
そんなときは「少し離してみたらどう!?」「もうちょっと角度を〜…」と一緒にやると試行錯誤も楽しめます!
プログラミング的思考を育むためには、試行錯誤も重要であるとされています。
児童は試行錯誤を繰り返しながら自分が考える動作の実現を目指しますが、思いつきや当てずっぽうで命令の組合せを変えるのではなく、うまくいかなかった場合には、どこが間違っていたのかを考え、修正や改善を行い、その結果を確かめるなど、論理的に考えさせることが大切です。
引用:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」
「試行錯誤をすることで論理的な思考も育ち、プログラミング的思考も育まれる」というようなことが書かれています。
グリコードでは学ぶ過程で試行錯誤が必要です。「できた!」が増えると試行錯誤も良い経験に変わり、達成感も感じられます。
試行錯誤も楽しめるように声掛けやサポートを行いましょう!
きれいな手とシートを使う
グリコードはポッキーを使うので、きれいな手ときれいなシートで取り組むことは必須です!汚れた手で触ってしまうと、おいしいポッキーが食べられなくなってしまいます。
遊ぶ前にiPad自体をアルコール除菌シートで拭きました!
我が家は未使用のコピー用紙を使用しましたが、公式サイトでは「食用」の白いシートを使うようにと明記されています。
おいしく楽しく遊ぶために、衛生面にも気をつけましょう!
「GLICODE(グリコード)」の5つのおすすめポイント・理由
グリコードはとても楽しくプログラミング学習ができます。具体的なおすすめポイント・理由はこちらの5つです。
- プログラミングの概念・考え方が学べる
- 子どもが興味を持ちやすい
- チュートリアルがわかりやすい
- 難易度がちょうど良い
- キャラクターや動きがかわいい
プログラミングの概念・考え方を楽しく学べる
グリコードは楽しく遊びながらプログラミングの概念・考え方が学べます。学べる内容は以下の通りです。
- 「SEQUENCE(順番に実行)」
- 「LOOP(繰り返し)」
- 「IF(場合分け)」
グリコードはポッキーを並べる向きでプログラミングします。キャラクターに必要な動きを考えてから、ポッキーを順番に並べていきます。
「どうしたら思ったとおりにキャラクターを動かせるのか」を考えることで上記のプログラミングの概念を学習できます。また1回ではクリアできなかった場合も、試行錯誤してうまくいく体験を積み上げていくことができ、プログラミング的思考も育めます。
プログラミングの概念や考え方を手を動かしながら学べる無料ツールはあまり多くありません。特にお菓子を食べながらできるというのは、唯一無二と言えるでしょう。
「Scratch(スクラッチ)」や「Viscuit(ビスケット)」も無料で楽しめますが、ここまで直感的に操作することはできません。
ルールさえわかれば小さな子どもでも学べます!
子どもが興味を持ちやすい
グリコードではポッキーを食べながら学習できるので、子どもの興味を引きやすいです。
外で遊んだりゲームをしたりするのは好きだけど、勉強や学習は嫌いなお子さんも多いですよね。「プログラミング」と言われても「よくわからないし勉強はしたくない」と思ってしまうお子さんもいるかもしれません。
グリコードであれば「ポッキーも食べれるし、アプリもゲームみたいでおもしろい」と興味を引きやすいです。パソコンも使用せず、スマホやタブレットで取り組めるので、始めるハードルもぐっと下げられます。
「ゲームで遊びながらポッキーも食べられる」というイメージで声掛けをするとお子さんも興味を持ちやすいはず!
アプリ内でゲームのように現在のステージのクリア状況や習熟度も確認できるのもポイントの一つです。あとどのくらい進むとクリアなのかが見えるので、やる気もアップします!
チュートリアルがわかりやすい
グリコードはチュートリアルのわかりやすさもポイントです。チュートリアルのおかげでプログラミング学習経験の有無に関わらず、誰でも楽しめるようになっています。
新たな動きや概念が出てきたときは、随時わかりやすいチュートリアルが挟まれます。チュートリアルでは画像が使われているので視覚的に理解しやすく、小さなお子さんでも取り組みやすくなっています。
「プログラミング」と聞くとついつい心構えしてしまうかもしれませんが、グリコードであれば事前学習も不要なので取り組みやすいです。
難易度がちょうど良い
グリコードは小4の娘と取り組みましたが、難易度がちょうど良かったです。簡単な左右・上下の動きから始まり、続いて繰り返し、場合分け…というように、少しずつ学習が進みます。
ところどころ1回でクリアできないところもありますが「今は◯◯だったからだめだったのか」「そしたら次は〜でやったらクリアできるね」と試行錯誤しながら学習できます。
小さなお子さんでも、難しい部分は親御さんがフォローしてあげればつまずくことなくクリアできます。
難しすぎず簡単すぎない、ちょうど良い難易度になっているのもおすすめポイントです!
キャラクターがかわいい
グリコードはキャラクターもキャラクターの動きがかわいいのもポイントです。キャラクター「ハグハグ」自体もかわいいですし、サーフボードに乗ったりジャンプしたりという動きもかわいくて楽しめます。
「Scratch(スクラッチ)」もキャラクターも豊富なのですが、そちらとは違ったかわいさがあります。
アプリ自体の色使いなどもかわいいので、たくさん遊びたくなってしまうはず!
「GLICODE(グリコード)」のいまいちポイント
ここからはグリコードに感じたいまいちなポイントも、正直にご紹介します。
- 食べ物を使うのに抵抗感がある
- カメラの精度がいまいち
食べ物を使うのに抵抗感がある
グリコードではポッキーを利用します。
きれいな紙と手を使えば遊んだ後に食べられますが、「食べ物で遊ぶ」ことへの抵抗感がある人も多いようです。アプリのレビューを見ると、そのようなレビューも多くありました。
子どもが興味を持ちやすいメリットもあるので、食べ物を利用するのは悪いことばかりではないと思うのですが、一長一短ですね。
授業で取り入れる際は「ポッキーカード」と呼ばれるポッキーのカードで学習することも多いようです。
アプリのカメラ機能がいまいち
グリコードはアプリとカメラを使用しますが、カメラの精度や認識機能がいまいちに感じられることがありました。
- 肝心のポッキーを認識せずテーブルの木目を認識する
- カメラが固まって動かない
我が家で起こったトラブルと解決方法を以下の表にまとめてみました。
必ずしも対処方法が当てはまるわけではないと思うので、試行錯誤して解決方法を見つけてみてくださいね。
挙動 | パターン | 対処法 |
---|---|---|
ポッキーを誤認識 | 木目や皿のフチにも反応 | 白いシートを利用する |
ポッキーが認識されないこともある | ・暗い場所などだとうまく認識されない ・ポッキー同士の距離次第で認識されない | ・部屋を明るくする ・ポッキー同士の距離を調整する |
カメラが固まる | カメラが固まって動かない | ・アプリを再起動 ・ステージと切り替えをする |
子どもの頃にファミコンやスーパーファミコンでうまくソフトを認識しなかったとき、ソフトの裏側を息で吹いてほこりを除去したりしましたよね。あれと同じような感覚です!笑
試行錯誤を繰り返すと、それぞれの対処法も少しずつわかってきます。
うまく操作できない場合の対処法を見つけるのもプログラミング学習の一つといえるでしょう。
「GLICODE(グリコード)」はおうち時間におすすめ!
グリコードはゲーム感覚で楽しみながらプログラミングが学習できるので、おうちにいる時間が長い今こそおすすめの教材です。ポッキーを使うので、子どもも興味を持ちやすく、親子一緒に楽しめます。
チュートリアルが充実していてルールもわかりやすいので、これまでプログラミング学習の経験のないお子さんにもおすすめです。小学1年生くらいのお子さんでも、ママ・パパと一緒なら楽しめるはず。
グリコードが楽しめれば、新たなステップにオンラインプログラミングスクールがおすすめです。オンラインプログラミングスクールはパソコンとネット環境さえあれば、自宅でプログラミング学習が可能です。
送り迎えの時間が大幅に削減でき、子どもの負担も少なくできます。
zoomなどのWeb会議ツールを使用してコーチと1対1で面談する「対面型」や、動画教材を見て学習する「動画視聴」など、いくつかの学習方法があります。
詳しくはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味があればぜひ読んでみてくださいね!